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実は値段に差があります!
同じ薬でも薬局ごとで違います

みなさん、実は同じ薬をもらうのに薬局ごとに値段が違うの知ってますか?

なぜ、そのようなことが起きるのか?

また、どんなメリット、デメリットがあるか解説していきますね!

今回の構成はこちら

どうして値段が違うの?

高い薬局のメリット、デメリット

安い薬局のメリット、デメリット

まとめ

どうして値段が違うの?

まず結論です

異なる理由は、各薬局で加算が異なるためです。

係してくる加算としては

⑴調剤基本料

⑵後発医薬品調剤体制加算

⑶地域支援体制加算

です

それぞれ観ていきましょう!

⑴調剤基本料

これは受付料みたいなものです

調剤基本料1〜3、特別調剤基本料とあります

①調剤基本料1<42点>
②~④以外、または 医療資源の少ない地域に所在する保険薬局

②調剤基本料2<26点>
処方箋受付回数および集中率が、次のいずれかに該当する保険薬局
イ)月4,000回超 かつ 集中率70%超
ロ)月2,000回超 かつ 集中率85%超
ハ)月1,800回超 かつ 集中率95%超
ニ)特定の保険医療機関に係る処方箋が月4,000回超
※1.保険薬局と同一建物内の保険医療機関は合算
※2.同一グループの他の保険薬局で集中率が最も高い保険
医療機関が同一の場合は、当該処方箋受付回数を含む

③調剤基本料3<21or16点>
同一グループの保険薬局の処方箋受付回数の合計が月3.5万回超 かつ 次のいずれかに該当する保険薬局
イ)集中率85%超(同一グループ 月4万回超、月40万回超)
ロ)集中率95%超(同一グループ 月3.5万回超~4万回以下)
ハ)特定の保険医療機関と不動産の賃貸借関係あり

④特別調剤基本料<9点>
次のいずれかに該当する保険薬局
イ)保険医療機関と特別な関係(敷地内)かつ 集中率70%超
ロ)調剤基本料に係る届出を行っていない

と、それぞれ書きましたが訳が分からないですよね

立地や、どこの病院の処方箋がどれだけあるかという割合でペナルティがあり、点数が下がっていくのです

(点数は1点10円です、点数計算などについてはまた別で記事にしますのでお楽しみに!)

それぞれを簡単に説明すると

①は何のペナルティも受けてない

②③は、いわゆる門前薬局がある程度対象となるペナルティです
門前薬局とは病院、クリニックの前に建ってる薬局のことです
受け付ける処方箋全体のうち、一つの病院からの割合が高いと調剤基本料②となり点数が低くなります
②③の違いは簡単に書くと

②個人薬局、小さいチェーン薬局

③大きいチェーン薬局

の違いです

④病院の中に入ってる薬局が受けるペナルティ
病院から薬をもらう院内処方とは別です
病院からは処方箋をもらい、病院の敷地内にある病院とは別の会社が経営してる薬局です
病院の中にコンビニあったりしますよね?あんな感じで薬局があるところがあるんです
少し前までは禁止だったんですが緩和されて最近できてきてます

国としては、患者さんそれぞれに、かかりつけの薬局を決めてもらい、そこで全ての薬をもらって欲しいという思いがあるので、病院の前の薬局にはペナルティがある感じです

ちなみに、門前薬局でも薬局の前にクリニックが2つあって半々くらいの割合で受付していれば、①が取れたりしますので必ず上記が当てはまる訳ではないです

⑵後発医薬品調剤体制加算

これは、その薬局が調剤している薬の中でどのくらいの割合で後発品つまりジェネリック医薬品を使用しているかで取れる加算であり、国としてはジェネリックを使って欲しいので、ボーナス点になります
1〜3まであり、それぞれ

後発医薬品調剤体制加算1<15点>
75%以上
後発医薬品調剤体制加算2<22点>
80%以上
後発医薬品調剤体制加算3<28点>
85%以上

となってます。

これは、その薬局がどれだけジェネリック医薬品に力を入れてるかで変わりますが、ジェネリック医薬品に変更しませんか?とよく言われるのはこの加算をとるためでもあります

⑶地域支援体制加算<38点>

こちらは、、、、うむ

何項目かの要件があってクリアしていると取れる加算になります

詳しく書いてもいいのですが、眠くなりますし、正直みなさんも興味もないと思うので

ざっくりいうと、

色々ちゃんとやってる薬局は取れる加算

です(笑)

内容が気になる方は、「薬局 地域支援体制加算」と検索して見ると要件の一覧が出てくると思います

高い薬局を使うメリット、デメリット

高い薬局=色々ちゃんとやってる、色々な医療機関からの処方箋を受付てる、ジェネリック医薬品にかなりの割合で変更している薬局

とすると

メリット

ジェネリック医薬品の種類が豊富で変更に対応しやすい

いろいろな医療機関から受付ているので薬局、薬剤師のレベルのベースが高いことが多い

デメリット

高いことがまずでメリット

色々な医療機関から受付ているので、在庫量が少なかったり、そもそも在庫がない薬があったりで不足、欠品しやすい

これがどのような薬局かと言われると、調剤を行っていて目の前に医療機関のないドラッグストアなどがこれにあたります

初回は不足や欠品が多いかもしれませんが2回目からは比較的、在庫するようになるので大丈夫なことが多いです

ドラッグストアなら、待ち時間に買い物できたり、先に処方箋をFAXやアプリを使って送っっておけば、そこまで行く移動時間の間から準備をしてくれるので待ち時間が短くなるのでおすすめです

安い薬局を使うメリット、デメリット

安い薬局=受付医療機関が1つの門前薬局、後発品の力入れてない

とすると

メリット

医療機関との連携がよく、色々と融通が効く事が多い
(グレー〜アウトなこともあるので詳しく省略します)

門前の医療機関の、処方内容含め医師の方針などもよくわかっており、その医療機関に対してはどこよりもレベルが高い

不足、欠品が少ない

デメリット

医師が近くにいるため、医師の方針に影響されやすい
(ex.ジェネリックに変更できない、ジェネリックのメーカーが指定されてる…..etc)

ジェネリックが少ない

上記は受診した医療機関の門前薬局に処方箋を持ち込んだ場合を想定してます

他の医療機関の門前薬局に持ち込んだ場合は、これとは異なります

複数の医療機関を受診していて、全ての処方箋を受診している医療機関の門前薬局の1つに持ち込むことは一元管理につながるので、ぜひ行って欲しいです
(ちなみに最近、異なる医療機関の処方箋を同時に持ち込むと少しだけ安くなるようになりました。処方箋の期限は気をつけないといけないですが)

しかし、何の関係もない門前薬局に持ち込むのは、あまりおすすめしないです
なぜならまず、薬がないことが多いです(もちろん取り寄せなどはしてくれますが)
そして、あまり扱った事がない可能性が高くレベルが低いことが多いです

まとめ

高い薬局、安い薬局と極端な例で解説してきましたが、色々入り乱れてるのが実際です

⑵後発医薬品調剤体制加算⑶地域支援体制加算はなかなか薬局側の取り組みに寄るところが多いので、安いところ狙うのは正直難しいかと思います

個人的は⑶の地域支援体制加算は、取っている薬局のが信頼性が高いと思っています

なので

みなさんが狙えるのは⑴の調剤基本料の部分です

それでは、私のおすすめを紹介して終わりにしたいともいます

受診している医療機関が一つの場合

門前薬局でもらう

受診している医療機関は複数の場合

受診医療機関の門前のどこかでまとめてもらう

門前医療機関のないドラッグストアでもらう
(こちらのが高くなる可能性は多いですが、メリットが大きいと思うので個人的にはこちらのがおすすめです)

以上、「実は値段に差があります!同じ薬でも薬局ごとで違います」

でした!

納得、理解してお得に薬局を利用してください!

それでは、みなさん、お大事に〜^^

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